誕生日を祝ってくれるという彼女と一緒に下校した。
母さんと姉さんは今朝から旅行で留守にしている。
に僕の部屋で待っているように言って、彼女の好きなアップルティーを淹れて部屋に戻った。
「おまたせ」
部屋の中央のミニテーブルにカップを置く。
「ありがとう、周助。 ふふ、いい香り。フォションのアップルティーね」
カップを手にして嬉しそうに微笑むに、自然に笑みが溢れる。
は一口紅茶を飲んで、「美味しい」と笑った。
そしてカップをソーサーに戻すと、鞄の中から水色の包みを取り出した。
「お誕生日おめでとう、周助。 はい、これ」
桜の花のように可愛い笑顔で差し出されたプレゼントを受け取る。
「ありがとう、。 開けてみていい?」
「うん。 気に入ってくれると嬉しいな」
金色のリボンを解いて水色の包みを解く。
白い箱の蓋を開けると、中にはフォトフレームが入っていた。
「へぇ、クリスタルで出来てるなんて珍しいね」
窓から差し込む光が僅かに反射して輝いている。
繊細なカットが入っていて、とてもきれいだ。
カットはしつこくなく、それでいて存在感がある。
「キラキラしてるし、カットがきれいでしょ?ほかにも色々悩んだんだけど、フレームなら周助に使ってもらえるかなって」
言いながら不安そうに僕を見つめるにクスッと笑って、柔らかな唇にそっとキスを落とす。
「こういうの好きだよ。ありがとう。大事に使わせてもらうね」
はホッとしたように笑って、僕の胸に顔を埋めた。
二人分の重みを乗せたソファがギシッと小さな音を立てた。
「周助・・・…明日まで一緒にいていい?」
甘えるように言って、学ランの胸の辺りを細い指で掴んだ。
桜色に色づいていく頬と少し震えた可愛い声に、思わず息を飲む。
プレゼントと一緒にが欲しい。
そう思っていたのは僕だけど。
まさかが言うとは思わなかった。
「…本気で言ってるの?そんなに可愛いこと言われたら、朝まで離さないよ?」
は恥ずかしがりやで、そういう雰囲気になっても照れてしまうコで。
求める、なんてことはなかった。
明後日まで家族は帰ってこない。
そんな状況で求められたら、歯止めがきかなくなるのは目に見えている。
「…周助の好きにして…いいよ。今日は周助の誕生日だから…あげたいの」
耳まで真っ赤に染めて、は囁いた。
言うのにどのくらいの勇気がいっただろう。
健気なが可愛くて愛しくて。
細い体をぎゅっと抱きしめた。
「朝になってもやめてあげられそうにないよ…」
の耳元で囁いて。
赤く色づくの唇に、熱くて深いキスを落として。
ソファの背に細い体をそっと押し付けた。
「たくさん愛してあげる。僕の・・・」
君の最奥に何度も触れて
熱く深く、僕のことしか考えられないように
僕がどれほど君を愛しているかを
ゆっくり教えてあげる
君の心も身体も…全部、僕のものだ
誰にも渡さない―――
Hot
柔らかな赤い唇から甘い吐息が溢れて、僕の理性を崩していく。
「・・・はっ・・・・しゅ…すけぇ…」
白い肌に咲かせた赤い花が、桜色に染まる肢体に消えていく。
が動くと揺れる胸の赤い蕾を口に含んで吸い上げた。
「あふっ・・・あッ」
「の中、熱くて蕩けてるね」
そのまま手と唇でへの愛撫を続けながら、花園に挿れた指の動きを遅くした。
抜き差しを繰り返しているだけで、感じやすいはイってしまう。
いつもならそろそろイかせてあげるんだけど、今日は――。
「ダメだよ」
熱くて蕩けそうな君の中が僕の指を締め付ける。
だけど、まだダメだよ。
「まだイかせてあげない」
「や…だ……おねが・・・もっ…」
が黒い瞳の眦に涙を溜めて懇願する。
その合間にも花園から甘い蜜が溢れて、僕の指を濡らしていく。
挿れている指を中で曲げて、内壁を擦るように刺激する。
「ダメ。もっと僕を感じて欲しいからね」
だから、そう簡単にはイかせてあげない。
もっとの甘い喘ぎを聴きたい。
僕の愛撫での思考を溶かしてしまいたい。
蜜が溢れる花園に入れた三本の指を、ゆっくり円を描くように動かす。
「ふあ・・・っ・・・んッ」
がイってしまわないように性感帯は避けているのに、甘い声が上がった。
「フフッ、気持ちいいみたいだね。僕の指を付け根まで飲み込んで、離してくれないよ? 」
赤く染まった耳を甘噛みしながら囁く。
すると、の中が僕の指をぎゅっと強く締め付けた。
は本当に感じやすいね。
そんなところもたまらなく可愛くて、愛しい。
「やっ・・・あ…っ、言わ・・な・・・いでぇ…」
甘い嬌声を上げて、僕から視線を逸らす。
けど、ソファの背に体を預けているから、僕から完全に顔を逸らすことはできない。
「どうして?こんなに感じてるじゃない。ほら…」
甘い蜜が溢れる花園から指を引き抜いて、の眼前に差し出す。
指にねっとりついた蜜を、舌で拭うように舐める。
は蒸気して赤くなった頬を更に赤く染めて、恥ずかしそうにぎゅっと瞳をつぶった。
「フフッ、可愛い。 の甘い蜜、もっと味わわせてね」
白く細い脚を開いて、ひだの中心に唇を寄せて溢れる蜜を舌ですくう。
「ッ…あっ…ふぁ……んっ…」
「甘いね」
口に含んで、わざと音を立てて飲み込むと、華奢な体が震えた。
閉じられた瞳を縁取る睫毛を震わせて羞恥に耐える姿が、僕の欲を煽る。
花園の中へ舌を入れ刺激をしながら、叢に隠れる蕾を指先で弄った。
「ひあッ・・・っ」
甘く掠れた声が届いて、僕を引き剥がすように頭に手が伸ばされた。
だけど、全く力のない手は抵抗するには足りない。
の蜜を堪能して花園から唇を離した。
再び指を三本挿れて、敏感な所を攻めながら抜き差しを繰り返す。
先程よりも潤ったそこからは絶えず蜜が溢れ出してくる。
白い脚がガクガク震え始めた。の限界が近い。
「…っ…あああッ…っ」
叢にある赤い蕾を強く吸い上げると、甘い声が上がった。
淡い桜色に色付いた体がソファに崩れ落ちる。
「」
名前を呼んで頬に触れると、びくんと身体が震えて、涙で潤んだ黒い瞳が僕を捉えた。
「…しゅ…すけ」
まだ整っていない息で僕を呼んで、は白く細い腕を僕の首に回した。
「無理しなくていいよ?まだ待てるから」
「い…の。……して、しゅ……すけ…」
いいの。早く愛して、周助――。
場所が違うからだろうか。
今日のはすごく大胆だ。
いつもなら恥ずかしがって、欲しいって言わないのに。
「愛してるよ、」
柔らかな唇にキスを落とし、 蜜で潤った花園に熱くなったペニスをゆっくり沈めた。
蕩けそうに熱いの中は、ゆっくり僕を飲み込んでいく。
締め付けるように絡みつかれて、おかしくなりそうだ。
「しゅ…っ…け…んあッ…はぁ…っん」
僕の首に腕を回して縋り付くを抱きしめて、体勢を入れ替えた。
「ひああッ・・・っ」
僕を跨ぐような格好になったは、声を上げて喉を仰け反らせた。
の中がより深く僕を飲み込んでいく。
「…」
細い腰を捉えて、下から強く突き上げた。
「ッ…いやあああっ」
瞳の眦から涙を零しながら、イヤイヤをするように首を振った。
ぎゅっと僕にしがみついてくる。
「や…やだあッ…しゅ…す…っ…やあ」
泣きつくをこのままの体勢で抱くのは無理そうだね。
愛してるから、無理はさせたくない。
「、僕を見て」
「ふっ…んうっ」
の瞳が僕を見た瞬間。
甘い吐息の溢れる唇をキスで塞いで、細い体をソファに沈めた。
細い腰を抱き寄せて、熱くて蕩けるの中を突き上げる。
「ひあッ…あっ…ああッ、しゅ…けぇ…っ」
「ッ…愛してる…っ」
の中の感じるポイントを先端で何度も攻めて。
叢に隠れた蕾を熱く猛ったペニスで擦りながら、激しく突き上げていく。
「っ…やああッ…イ…ッ…しゅうっ…ああっ」
の中が僕を締め付けていく。
涙を流してが僕を呼ぶ。
縋り付くように首に白い腕を回すが愛しくて。
僕もそろそろ限界みたいだ。
「…っ…イっていいよッ」
掠れた甘い声を上げるを先にイかせて、僕も。
一度入口まで引き抜いて、最奥を強く突き上げた。
「んああーーーーッ」
「くッ……っ」
一際高い声が上がって、それと同時に僕もの中にネツを吐き出した。
意識のないをソファからベッドへ移して、しばらくの間、可愛い寝顔を見つめていた。
「……ん」
「、気がついた?」
気を失っていたの瞳がゆっくり開いた。
白い頬を赤く染めて、小さく頷く。
「ごめんね?がとっても可愛いから、止まらなかった」
艶やかな黒髪を梳きながら言うと、は真っ赤な顔で首を横に振った。
「、可愛い」
フフッと微笑むと、は僕から瞳を逸らしてしまった。
いつになったら君はもっと甘えてくれるのかな?
そんなことを考えながら、僕に背を向けるを腕の中に閉じ込めた。
「の可愛い声、もっと僕に聴かせて?」
両手で柔らかな胸を包んで、耳元で囁く。
「ッ・・・しゅ…すけ…」
余韻が残る体が敏感に反応して、甘く掠れた吐息が耳に届く。
「朝まで時間はたくさんあるから、ね。今度は優しくするから、もっとを抱かせて」
そして夜が明けるまで。
僕はの中に何度も熱いネツを吐き出した。
END
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