このドリームはR18です。軽めですが、性的表現を含みますので、ご注意ください。
年齢が満たない方、裏が苦手な方はブラウザバックでお戻りください。




 Violent Emotion




 つい先日、青学は関東大会準決勝で六角を破り、決勝進出を決めた。
 決勝の相手は、全国制覇の経験もある立海大付属。
 数日後の立海大との試合に勝つため、青学テニス部は今まで以上に練習に励んでいた。
 そのため、最近は帰宅が遅くなっていた。

 青春台駅から少し離れた繁華街でレギュラー陣と別れた周助は、そこで自分の恋人に出会った。
 それは偶然の事だった
 この時間なら、きっと仕事帰りであることは、間違いなかった。
 けれど、は一人ではなかった。彼女の隣には男がいた。
 その男はの肩に親し気に腕を回している。だが、彼女が浮気をしているのでない事は、明らかだった。
 彼女と一緒にいる男は気付いていないようだが、は作り笑いをしていたからだ。

 名を呼ばれて声のした方へ視線を滑らせると、周助が立っていた。
 は驚きに黒い瞳を瞠った。だが、彼女が口を開くより早く、隣にいる男が声を上げる。
「何だ、お前。の知り合いか?」
 その言葉に、周助の瞳がすっと開かれた。
「勝手に僕の恋人を呼び捨てしないでくれる?」
「はあ?恋人だあ?何言ってんだ、お前」
 学ランを着ている目の前の男がの恋人などど、とても信じられない。どう見ても高校生だ。彼女とは歳が違い過ぎる。
 そういう目で男は周助を見た。
 それが周助の逆鱗に触れるとも知らずに。
「馴れ馴れしく触らないでくれるかな」
 その言葉とともに周助の手が伸びて、彼女の肩に回されている男の腕を掴み、ねじり上げた。
「ぐわっ…なっ、何しやがる」
 痛みに声を上げる男を、周助は不敵な笑みで見据える。
に触れるなって、そう言ってるんだよ」
 その声は男を震い上がらせるには十分だった。
 周助が男から手を放すと、男は一目散に逃げていった。
「ありがとう、周助。助かったわ」
 男がその場から消えて、溜息とともにはそう言った。
「いちおう上司だから何も言えなくて、困ってたの」
「…いつから?」
「え?」
「いつからあの男に触られてたの?」
「周、助?」
 の瞳に映る周助は、穏やかな恋人の姿ではなかった。
「許さない。僕以外の男が触れるなんて、許さない」
 そう言ったかと思うと、周助はの膝裏に腕を回して彼女を抱き上げた。
 そして駅とは反対方向へ歩き出した。
「ちょっ、ちょっと、周助?」
「何?」
「どこに行くつもり?」
はどこだと思う?」
 そう訊かれても検討などつくはずもなく、は首を横に振った。
「わかるわけないでしょ」
「クスッ。着けばわかるよ」
 そう言って笑った周助は、いつもの穏やかな彼だった。



 周助に抱き上げられて行き着いたのは、俗に言うラブホテルだった。
 周助は平然とホテル内へ足を進める。
 当然ながらは彼の腕の中で降りようともがく。
 けれど女の力で男の力に適うはずもなく、気がつけば身体はベッドの上だった。


「やっ…はぁンッ…っあ…」
 周助の舌が秘部を這い、そこから溢れ出る蜜を丹念に舐め取る。
 艶かしい水音と衣擦れの音、そして甘い喘ぎ声が静かな室内に響く。
「いっぱい溢れてくるね」
 唇に付いた蜜を舌で拭いながら、周助が嬉しそうに笑う。
 それが恥ずかしくて、は顔を両手で覆った。
 けれど、それは周助の手によってあっさりと外されてしまう。
「ねえ、僕を見て?感じて?」
 再び周助はの股間に顔を埋めた。
 叢に隠れる花芽を舌で舐めてから、口に含んで強く吸い上げると、の白い肢体がビクンとしなった。
「ひっ……ああぁ…ッ」
 軽く達したばかりのが荒い息を吐く。
 いつもならの息が整うのを待って周助は自身を彼女の中へ挿れるのだが、今日の彼は違っていた。
 周助には余裕がない。
 無意識の内に、先程偶然とはいえ目にした出来事が彼の心に重く響いていた。
 の細い脚左右に大きく開かせ、秘部の入口に熱く猛った楔を押し当てる。
「しゅっ…う…んっ…まっ…てっ」
「待てない。いますぐが欲しい」
 直後、の中へ周助の熱い楔が挿入された。
「ひあああっ……ッ」
 周助は一気にを貫いた。
 いきなりの激しい衝撃には周助の背中に爪を立てる。
 だがそれすらも今の周助には甘美なものだった。
 の細い腰を抱き寄せ、彼女の中に自分を刻み込む。
「ヤッ…あっ…しゅ…う…すけぇ…はげしっ…ッ」
 激しく、強く突き上げられて、はたまらずに声を上げた。
 けれど周助の動きは止まらない。
ッ。君を…愛してるんだ…っ」
「んッ…っ…はぁンッ」
 強く、深く、抉るように何度も突き上げられ、絶えず喘ぎ声が零れる。
「……っ、…僕の、ものだっ…誰にも…触れさせないッ」
 周助がの最奥を突くと、彼女は高い悲鳴を上げて意識を手放した。
 それと同時に、周助もの中に激情を放つ。


 僕の全てがを愛してる

 誰にも渡さない


 遠のく意識の中で声が聞こえた。




END

『Deep inside』の橘 紫苑さまに相互リンク記念に。
リクエストは「R18もの ちょっぴり妬きもちな周助さん」でした 。

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