永遠の約束 〜Prologue〜




 遠く、近く、響く音。
 どこまでも澄んだ美しい音色。


 僕の隣にいるは、深緑色の瞳を潤ませて微笑んでいる。
 その微笑みは僕が今まで見た微笑みの中で一番というくらい、嬉しそうな微笑み。

「私、とても幸せよ、周助」

 潤んだ瞳で僕を見上げて微笑む。
 真夏の太陽よりも眩しい笑顔に引かれるように、柔らかな唇にキスを落とす。

「愛してる。だけを愛してる」

「私もあなたを愛してるわ」

 そして再び重なる唇。

「……ずっと…」

「ああ、ずっと一緒だよ」




 どんなに時が流れたとしても

 ずっとあなたに恋してる

 ずっとあなたを愛してる

 初めて逢ったあの日から


 僕はずっとあなたを―――




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